地域研究 area study
東京湾岸 月島エリア 月島,佃,勝どき,晴海
中央区 月島エリアはこんなに人気
下の表は中央区の住民基本台帳による世帯と人口(2014年7月2日現在)です。
月島エリアには非常に数多くの方が住んでおられます。
これは,月島エリアが"暮らしやすい快適な街"であることを物語っています。
エリア | 世帯数 | 前年比 | 男 | 女 | 計 | 前年比 |
月島 | 31,594 | 1,285 | 29,324 | 31,620 | 60,944 | 2,670 |
日本橋 | 25,722 | 1,304 | 19,805 | 22,111 | 41,916 | 2,139 |
京橋 | 21,370 | 529 | 15,775 | 17,573 | 33,348 | 662 |
中央区 | 78,686 | 3,118 | 64,904 | 71,304 | 136,208 | 5,471 |
中央区の住民基本台帳による世帯と人口(2014年7月2日現在) |
東京都の人口は,昭和37年2月に1000万人を突破し,現在では1335万人を数えるに至っています(2014年5月)。
中央区は,その立地条件から日本経済の中心地として繁栄する一方,昭和29年以降人口の減少が続き昭和50年8月には10万人を割り込みました。
しかし,中央区の定住人口回復施策が功を奏し,平成10年1月には45年ぶりに人口が増加。その後も順調に増加を続けています。
月島周辺には魅力的なスポットがたくさん
もんじゃストリート
江戸時代末期,寺子屋で子供たちに文字を覚えさせようと鉄板の上で薄く溶いた小麦粉で文字を描き焼いた文字焼きが"もんじゃ"の始まりと言われているそうです。
もんじゃストリートは月島西仲通り商店街の別名で約500mの通りに60軒近くの店が営業しています。
下町の名物料理として人気を集め,遠方からもたくさんの人が訪れています。
東京港晴海ふ頭と晴海ふ頭公園
連日,国の内外から数多くの貨物船や客船が出入りする国際貿易港"東京晴海ふ頭"は中央区の海の玄関口です。
海を楽しめるスポットである晴海客船ターミナルにはレインボーブリッジやお台場などの東京ベイエリアを見渡すことができる展望台やレストランがあります。
その隣には晴海ふ頭公園があり東京湾を眺めることができます。
リバーシティ21と佃公園
地上40階建て,120mの超高層住宅が建ち並ぶ中央区の高級マンション街です。
かつては人足寄場があった石川島ですが,ウォーターフロント開発によって造船工場の町から二千戸以上を擁する集合住宅の街へと大きく生まれ変わりました。
その一角にあるのが佃公園。親水公園として池などが設けられたこの公園は隅田川沿いの散策道(隅田川テラス)へと続いています。
また,園内には,江戸時代の石川島灯台を復元した白い灯台があります。
佃島の佃煮の店
佃島は,江戸幕府を開いた徳川家康が,摂津(大阪)の国・佃村の漁師を呼び寄せて,白魚漁の特権を与えた漁師町でした。
そこに住む漁師の女房たちが,一日中海に出ている夫のお弁当のおかずが腐らぬよう魚介類を煮詰めに煮詰めて持たせたのが,東京の名物・佃煮の始まりだと言われています。
佃島には,江戸時代から続く佃煮の老舗がまだ3件残っており,その伝統を引き継いでいます。
勝鬨橋と佃大橋
隅田川にかかる勝鬨橋は,昭和15年に完成しました。
中央部の約80mが左右に70度上方に跳ね上がる珍しい橋とあって,大変な注目を集めました。
水上交通も重要だった当時は,大型船舶の航行を妨げることもできませんでした。
そこで開閉式の橋が考案されたのだそうです。
その後,東京港が整備され陸上交通も激化し橋を通る車が増えたため,昭和45年を最後に開閉されなくなりました。
昭和39年,月島と京橋方面を結ぶ橋として勝鬨橋に次ぐ橋として竣工したのが佃大橋です。
これにより,正保2年(1645年)に始まったと言われる"佃の渡し"は,その役目を終えました。
"佃の渡し"は,最盛期には月島-京橋間を1日65往復し,約1万人もの人を運びました。
住吉神社
徳川家康に従って,摂津(大阪)の漁師が江戸に移り住んだ際,大阪の住吉神社から分祀された神社。
神社前が港であったことから海上安全の守り神として海運業者などの信仰を集めました。
正保元年(1644年)の頃から豊漁と海の安全を祈願するお祭りが始まり,戦後以降,毎年8月に例大祭,3年ごとに大祭というサイクルで行われるようになりました。
大祭では八角宮神輿や獅子頭が繰り出し,街は大変に活気づきます。
聖路加ガーデン
民間デベロッパー5社による共同事業で”聖路加ライフサイエンスセンター構想”のプロジェクトの一翼を担って誕生しました。
隅田川に面して佃大橋の近くに並んで建つ2棟の高層ビルでセントルークスタワー(オフィス棟:221m)と聖路加レジデンス(住居とホテル棟:146m)からなる中央区のランドマークの一つです。
タワー最上階,47階の展望室は無料開放されています。
東京港から新宿副都心,池袋サンシャイン60,佃リバーシティ21などを望む眺めは圧巻です。
夜8時半まで利用できるので,夜景も楽しめます。